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【唐松岳の絶景撮影登山】山の朝は最高!唐松岳からモルゲンロートに染まる五竜岳の雄姿

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カメラ設定

【撮影】2011年08月14日|05:24
【機材】Nikon D7000|16-85mm
【設定】F8|1/100sec|ISO200|16mm(換算:24mm)

撮影メモ

北アルプスの唐松岳頂上山荘から五竜岳へ向かう登山道、牛首の手前の展望地より五竜岳を撮影。

この日は雲海の上に浮かぶ北アルプスの峰々が朝陽に照らされて、とても清々しい朝でした。

山小屋に宿泊した多くの方は、唐松岳頂上での御来光を目指して、夜明け前から登って行くのがテントから見えました。

自分は混雑する山頂と、山小屋の裏手の展望地を避けて、牛首の手前の安全な場所で日の出を待って撮影しました。

安全な場所とは言え登山道の脇ですので、他の方に配慮しながらの撮影を心がけて、三脚で登山道を塞いだりしないように注意しましょう。

山小屋の裏手は小高い丘になっていて、山頂よりも広いヘリポートのある場所となっています。山小屋から5分で登れるので、こちらも御来光の人気のスポットです。

御来光の展望地としては、山小屋の裏手が一番手軽にパノラマビューが楽しめますので、朝一の登山がキツイ方は、こちらがおすすめです。

そのほかにも、山小屋から唐松岳に向かう登山道の途中でも、御来光は見えますので、みなさん思い思いの場所で楽しまれています。

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おすすめポイントの紹介

唐松岳(からまつだけ)とは、北アルプス(飛騨山脈)の北部に位置する後立山連峰にある長野県と富山県にまたがる標高2,695.9mの高峰です。

麓の白馬村から八方池山荘(標高1,835m)まではロープウェイやリフトを利用して標高を稼ぐことが出来るので、北アルプスの中でも初心者が余裕を待って楽しむことが出来る山と言えます。

八方尾根にある八方池までは八方アルペンラインのロープウェイ終点から1時間程度のハイキングコースとなっており、八方池まで散策で訪れる観光客もたくさんいます。

白馬村の観光ポスターにもなっている白馬三山が鏡のような湖面に映る八方池は、まさに山岳写真向きの絶景スポットであり何度でも撮影に訪れたくなる場所です。風のない早朝に鏡のような八方池に映る白馬三山の姿は一度見たら忘れられない光景となるでしょう。

但し、湖面に映る白馬三山が見られる条件は限られていて、例え晴れていても夏山では日が昇ると次第にガスが湧いてきて、白馬三山を隠してしまうことが珍しくありません。クリアな白馬三山の撮影条件を狙うなら、ぜひ朝一で訪れることをおすすめします。

夏には八方池周辺にも高山植物が咲き乱れるポイントがあります。青紫の小さい花をたくさんつけて風になびく涼しげなクガイソウの群生なども山岳風景に映える高山植物だと思います。青空と雄大なアルプスを背景に可憐な高山植物を撮影するのも、夏山登山の楽しみのひとつとしておすすめしたいポイントです。

八方尾根を登る唐松岳までの登山コースは、良く整備されており概ね危険な個所も少ないと言えますので、その点でも低山ハイクからアルプス登山への初心者のステップアップにも向いている山ですが、もしアルプス登山が初めての場合は経験者に同行していただくのが安全かと思います。

稜線を登り切れば唐松岳頂上山荘が見えてきますので、山荘前でひと休みしてから出来れば山荘前に重いザックをデポ(邪魔にならない場所に荷物を置いていくこと)してから山頂へ向かえば、山荘から頂上までのラスト20分の登山も元気に楽しく登れることでしょう。

唐松岳の山頂からは北アルプスの山々をぐるりと眺めることが出来ますので、ぜひ時間が許す限り雄大なパノラマ風景を堪能してください。

また唐松岳からは登山者の憧れでもある剱岳が山並みの向こうに見えますので、こちらの眺めもぜひチェックしてみてください。

険しいイメージのある北アルプスの中でも、ロープウェイとリフトを利用して日帰りで楽しめる山であり、尚且つ登山道からの眺めも良く絶景の山であることも、おすすめのポイントです。