登山

涸沢カールの夜空で天の川と満天の星空に出会えた

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涸沢カール登山のカメラ撮影設定

【撮影】2017年07月21日|22:26
【機材】Nikon D7200|16-85mm
【設定】F3.5|30sec|ISO6400|16mm(換算:24mm)

涸沢カール登山のカメラ撮影メモ

涸沢カールでの星空撮影

テントで早めの夕食を終えて、夕方からひと眠りしたら、街灯りの光害もない涸沢カールの夜空は満天の星空でした。

目を凝らしてみると、肉眼でも天の川がはっきりと見えているではありませんか!

慌ててカメラのバッテリー確認やレリーズケーブルの準備をして、三脚をもってテントの外に飛び出しました。

わざわざ移動しなくても、テントの前で充分に撮影が可能な場所でしたので、すぐさま三脚にカメラをセットして、いつも通り素早くISOやらカメラの設定を変更して、いざ1枚試し撮りしたら天の川もバッチリ写ってました。

天の川だけを狙うのではなく、山のシルエットを入れた星景写真を撮るのが、自分の好きなスタイルなのですが、今回は山が真っ暗になってしまったので、もう少し明るくして山肌の残雪が見えるくらいでも良かったかなと思います。

涸沢カールでテント泊のカメラ機材

登山の場合は荷物を増やしたくないのと、風景撮影がメインなので16~85mm/F3.5のレンズの一択で何でも撮影しています。

単焦点の明るいレンズでなくても天の川は撮影出来ますので、いつもISO3200で25秒のシャッタースピードを基準にして、新月で真っ暗な場合はISO6400まで調整しながら、都度撮影した画像を確認しています。

涸沢カールで星空撮影はモニターの明るさにも注意

その日の天候条件によって適切な明るさで撮影出来るように、考えながらトライ&エラーでカメラの設定を修正しましょう。

尚、暗い場所での撮影画像の確認で注意いただきたいのは、周囲の明るさに合わせてモニターの明るさも変更する必要がある、と言うことを忘れないで欲しいことです。

具体的には、星空を撮影する場合、モニターの明るさは一番暗くして撮影した画像を確認してください。そうしないと、その場では充分に明るく撮れたと思っても、後日、明るい場所で撮影画像を最確認すると、とても暗い失敗写真になっている場合があります。

そうならないためにも、暗い場所で撮影する場合は、モニターも暗くすることを、習慣として覚えておきましょう。

ちなみに最新機種のカメラでは、ファインダーのところにセンサーが組み込まれて、周囲の明るさを検知して自動でモニターの明るさも調整してくれるカメラがあります。

自分もサブカメラとして所有していますが、オリンパスのOM-Dシリーズなどが、まさにそれです。ほんと便利な世の中ですね(笑)

涸沢カールでの星空撮影はマニュアル設定

また星空撮影は日中の風景撮影とは全く異なり、オートでは撮影出来ません。すべてマニュアルでの撮影となりますが、設定のコツを覚えてしまえば、それほど難しい訳ではありません。

これから星空撮影をマスターしたいと思われる方は、ぜひ普段からマニュアルでの撮影を心がけてみてください。カメラの設定方法が身に付いていないと、いざと言うときに思い出せません。

ぜひマニュアル撮影に挑戦されてはいかがでしょうか。

 

涸沢カール登山おすすめポイントの紹介

涸沢(からさわ)カールとは、長野県にある日本有数の氷河圏谷であり、穂高連峰の東側を氷河で削られたお椀のような形をしていることから、カール地形と呼ばれている場所です。

涸沢カールは、そのカール地形から周りを穂高連峰に囲まれており、カールの底から見上げる標高3,000m級のアルプスの山々は、それはもう圧巻としか言いようがありません。

上高地からはコースタイム約6時間の登山で涸沢に到着すると、そこには見たことのない絶景が待ってるはずです。宿泊の受付などを済ませたら、涸沢ヒュッテ名物のおでんと生ビールで乾杯といきましょう。この絶景をツマミに、ついついビールがすすみます。

残雪期の春山登山のシーズンでもあるGWには、山小屋の営業開始を待ちわびた登山者たちが、全国から大勢訪れて賑わいを見せる登山シーズンの始まりとなります。

麓に春が訪れる季節になっても、標高2,300mに位置する涸沢では、まだまだ豊富な残雪により夜間や早朝の気温は氷点下を下回ることも珍しくなく、日の出の撮影にはダウンジャケットなど真冬と同じ装備が必要となることを覚えておいてください。

GWならではの雪と氷に包まれた穂高連峰の眺めは圧巻です。また秋の紅葉最盛期も穂高連峰と錦秋の涸沢カールの眺めは日本一の山岳紅葉と賞賛されており、登山者なら誰でも一度は訪れてみたい場所と言われています。

登山のハイシーズンとなる夏になっても残る雪渓は、北アルプスの高山帯ならではの光景でもあり、ぐるりと仰ぎ見る岩稜の穂高連峰と可憐なお花畑が広がる涸沢カールは、登山者のベース基地としても大変人気の場所です。

連休や週末ともなると全国から登山者が訪れて、涸沢カールの底には広大なテント村も出来上がり、テントに明かりが灯る夕暮れ時には見逃せない幻想的な光景が広がりますので、ぜひ飲みつぶれてシャッターチャンスを逃さないように、気を付けてください。

そして翌朝の楽しみと言えば、日の出の真っ赤なモルゲンロートに染まる穂高連峰の山々を撮影することでしょう。

穂高に登らなくても涸沢カールでビールを飲みながら、移りゆく時間の中でのんびりと撮影に興じるのも、日常を忘れた贅沢な楽しみと言えますので、ぜひとも一度は訪れて欲しい場所です。

合言葉は「涸沢カールで会いましょう」です。心に残る絶景を求めて涸沢カールを訪れてみてはいかがでしょうか。

ではまた。

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