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キヤノンEOS RPはカメラ女子や山ガールの登山にもおすすめなの?半年使用した感想をお答えします。

Contents

はじめに(フルサイズ一眼レフカメラが欲しい)

2019年3月14日に発売された、話題の小型軽量フルサイズミラーレスカメラ「EOS RP」について、山ガールが登山に持って行くカメラとして、向いているのかを考察してみました。

先に結論としては、以下の答えが半年間使用した正直な感想です。

EOS RPは山ガール向きか?

・山ガールの登山にオススメするにはキビシイ面がある

・注意は必要だが登山でも使える(実際に使っている)

・まだ登山者には「EOS RP」の使用率は極めて低い

これから先は、私が実際に半年間使用した実体験も交えながら、そう感じた理由と、実際どんな撮影に向いているのかを、お話したいと思います。

尚、画質に関する比較レビューはありませんので、ご了承ください。

わたしの一眼レフカメラ遍歴

まず「EOS RP」の話題に入る前に、これまでどんなカメラを所有していたのか、どんな撮影環境での実体験なのかを、先に説明しておきたいと思います。

しばし、お付き合いください。

わたしの一眼レフカメラ遍歴<フィルム時代>

まだ娘が小学生だった頃は、フィルムカメラ全盛の時代で、当時の一眼レフカメラとしては、画期的な技術で話題となった「視線入力AF」を搭載した、キヤノン「EOS 55」が、初めて私が所有した一眼レフカメラでした。

購入理由は単純で、小学校の運動会の撮影で、コンパクトカメラよりも高倍率な望遠レンズで、娘の写真をアップで撮りたかったからです。

そんな理由で購入したカメラだったので、普段はコンパクトカメラばかり持ち出して、運動会以外の出番も無くなり、子供が小学校を卒業すると同時に、カメラ熱も冷めて、その後使われることはありませんでした。

わたしの一眼レフカメラ遍歴<デジタル時代>

それから年月を経て、時代はフィルムからデジタルへの移行を始める中、低画質の普及機のデジタルカメラは売れていましたが、まだ当時のデジタル一眼レフカメラは、30万円を軽く超える高級なカメラでした。

しかし、技術の進歩はあっと言う間で、エントリークラスのデジタル一眼レフカメラの登場が話題になり、一般にも普及し始めたのでした。

それまでは興味もなかったのに、値引価格も10万円台に下がったことをきっかけに、またカメラ熱(単なる物欲)が再燃して、初めてのデジタル一眼レフカメラを購入したのが、私の第二のカメラライフの始まりでした。

昔話の思い出が長くなりましたが、カメラの所有遍歴へ続きます。

わたしのデジタル一眼レフカメラの所有遍歴

 

購入 処分 所有機種(と思い出)
2005年04月 2010年11月
(下取り)
Nilon D70
2004年03月19日発売(重さ595g)
一眼レフ APS-Cセンサー
610万画素
初めてのデジタル一眼レフカメラ
長年愛用したが性能の進歩に敵わず
新しいカメラが欲しくて買い替え
2010年12月 2015年02月
(下取り)
Nikon D7000
2010年10月29日発売(重さ690g)
一眼レフ APS-Cセンサー
1620万画素
不注意により三脚から落下して破壊
突然、愛機を失い途方に暮れる
翌日、D7200が発表、即日予約する
2015年03月 2019年03月
(所有中)
Nikon D7200
2015年03月19日発売(重さ675g)
一眼レフ APS-Cセンサー
2416万画素
ハードに酷使した最強の山の相棒
天の川の撮影にも目覚め活躍する
現在、全く使っていない
下取りに出せば良かったと後悔
2017年12月 (所有中) OLYMPUS OM-D E-M10
2014年02月28日発売(重さ350g)
ミラーレス マイクロフォーサーズ
1605万画素
軽量小型ボディで散歩カメラに最適
F1.8単焦点レンズで室内撮影に強い
サブ機として所有、ほぼ出番なし
2019年03月 (所有中) CANON EOS RP
2019年03月14日発売(重さ485g)
ミラーレス フルサイズ
2620万画素
求めていたのはこのカメラだと直感
物欲に負けニコンからマウント移行
RFレンズの操作にイマイチ慣れない
メイン機として活躍(してるはず)

【注】コンパクトデジカメも数台ありますが、割愛しています。

私がカメラに求める用途は、登山しながらの撮影がメインです。

近年は星空撮影の楽しみも覚えたため、高感度撮影時のノイズに有利な、フルサイズ機への憧れはあるものの、テント泊登山での重装備を考えると、どうしても機動力を重視した、軽量な機種をこれまで選択して来ました。

そのため、次のカメラへの買い替えは、またAPS-C機を選択するか、より軽量な最新型のミラーレス機に移行するか、はたまた理想を貫いて、憧れのフルサイズ機にするか、色々と悩みました。

そんな私が、なぜニコンからキヤノンへマウント移行してまで、「EOS RP」へ買い替えたのか、比較検討したカメラや購入を決めた理由を、順を追ってお話ししたいと思います。

フルサイズ一眼レフカメラへの買い替え

フルサイズ一眼レフカメラへの買い替え検討の始まり

これまで重量級のフルサイズ機には、重さへの抵抗があり選択を避けて来ましたが、2018年までソニーの独壇場であった、フルサイズミラーレス機の市場に、やっとキヤノンとニコンが本格参入しました。

しかし、フルサイズミラーレス機の性能は、まだ熟成されておらず、それまでの一眼レフカメラと性能面で比べてしまうと、まだ購入検討には二の足を踏んでいました。

理由としては、APS-C機と比較して重量的なメリットが少ないこと、バッテリーの消耗が早く、撮影可能枚数が少ないことから、予備バッテリーが常に複数個必要となり、登山の際の重量が増えるのがネックでした。

泊りがけの山行では、撮影枚数も多く、星空の撮影では多くのバッテリーを消耗するため、荷物を軽量化したい登山には向かないと思い、買い替えの選択肢にはありませんでした。

そろそろ、メインで使用しているカメラも、購入してから5年を経過しようとしていたので、次の買い替えの候補としては、出来れば軽量なフルサイズ機を望んでいました。

続いて、どんなカメラを候補として検討したのか、少しお話しします。

(候補1)ソニー フルサイズミラーレスカメラ

まず候補に浮かぶのは、フルサイズミラーレスでは実績が長く、大手二社よりも性能的に優位な立場にあるため、非常に人気の高いソニーです。

検討候補01「SONY α7Ⅲ」

バッテリーの持ちも一眼レフ機に近付くほど改善されており、プロのカメラマンもキヤノンからソニーへ乗り換えるほど、人気は高いので散々調べました。

レビュー評価も高いので、性能的には、きっと間違いない選択のはずです。

しかしですね。

やっぱり私には、どうも合わないのです。

ニコン好きに、あのデザインは好みではないため、所有欲が湧かず除外です。
(ソニー愛用者のみなさん、ごめんなさい)

(候補2)ニコン フルサイズ一眼&ミラーレス

長年愛用しているため、ニコンの一眼レフのデザインが、やはり一番好きです。

長く愛用したいなら、デザインの好き嫌いは、かなり重要ですよね。

一目惚れしたものほど、惚れ込んで愛着も深くなります。

検討候補02「Nikon D750」

ニコンのフルサイズ一眼については、操作系も長年使い慣れてるので心配もなく、性能面も問題なく信頼しているけれども、フルサイズ機はどれも重量級で、とにかく重くて大きいことが、私には最大のネックでした。

また液晶モニターはチルト式で上下の稼働しかしないことから、新しくバリアングルモニターを搭載した、軽量なエントリーモデルが発表されるのを願っていました。

候補の中では、発売日が3年以上も古いので、価格は値下がりして一番お得感が高いけど、どうせ買うなら最新機種が良いと、どうしても思ってしまいます。

と言うことで、ニコンのフルサイズ一眼には、軽量モデルが無いので除外です。

検討候補03「Nikon Z6」

やっとニコンから登場したフルサイズミラーレスは、やはり性能面では先駆者のソニーに、トータル的に追い付いていないのが残念なところです。

バッテリーは、私が所有するAPS-C機と互換性のあるサイズなのに、実質1/3程度の枚数しか撮影出来ないのは、登山中の撮影では1日もたない可能性が高いので、充電環境のない山の中では致命的に感じました。

そして、次に大事なデザインですが、個人的に好きだったニコンらしさが薄れて、ちょっと好みのデザインでは無くなったので除外です。

(候補3)キヤノン フルサイズ一眼&ミラーレス

唯一、私の理想に一番近かったのが、ニコンではなくキヤノンのカメラでした。

検討候補04「CANON EOS 6D MarkⅡ」

フルサイズ一眼レフでありながら、APS-C機並みの重量(685g)で、液晶モニターも欲しかったバリアングル機能搭載だし、何よりも市場価格が下がっており、お買い得感が高いのが一番のメリットでした。

あと、Lレンズを装着すると、なんかカッコ良く見えます(笑)

あの赤いラインのアクセントが好きになりました。

しかし、問題はニコンからキヤノンへ買い替えると、手持ちのニコンFマウントのレンズは使えないので、新たにキヤノンEFマウントのレンズも必要になります。

それぞれのカメラメーカーにより、レンズマウントの互換性がないので、カメラメーカーを乗り換えるためには、レンズも新たに揃えなければならず、しがないサラーリーマンとしては、今回の買い替えでは、カメラ本体は出来るだけ安く抑えたいのでした。

現時点では、選択するメリットが一番高い機種なのですが、デザイン的には高級感がなく、プラスチック感がするボディとか、所有欲的には気持ちが盛り上がらず、最終的に購入には踏み切れずにいました。

検討候補05「CANON EOS R」

ニコンと同時期に、キヤノンから登場したフルサイズミラーレスも、やはり性能面では先駆者のソニーに、トータル的に追い付いていないのが残念なところです。

バッテリーは、私が所有するAPS-C機とサイズも同じなのに、実質1/3程度の枚数しか撮影出来ないのは、登山中の撮影では1日もたない可能性が高いので、充電環境のない山の中では致命的に感じました。

そして、次に大事なデザインですが、これは候補の中で一番好みでした。

カメラを構えた感触も、手に馴染んで使いやすさが伝わりました。

ただネックは、新しいRFマウントのレンズのラインナップが、少ないのと高いのは、どうにもならないマイナスポイントです。

いずれはサードパーティーからも、RFマウントに対応したレンズが発売されるだろうけども、今はまだ時期尚早かなと思ったので除外です。

これまでの候補機種の比較

私が購入候補にしたカメラを一覧にして並べてみました。

私の検討ポイントで比較した項目を見ていただくと、唯一、評価に【×】がひとつも付かなかったのが「EOS 6D MarkⅡ」だけとなりました。

総合的に判断しても、私が望む要素をまんべんなく満たしており、決定的にダメな理由もなかったので、「EOS 6D MarkⅡ」で妥協しようかなとも思っていたのでした。

製品 主な仕様 私の検討ポイント
ソニー
α7Ⅲ(565g)
2018年03月23日発売
フルサイズミラーレス
2420万画素
連続撮影 約10コマ/秒
ソニーEマウント
撮影可能枚数 約710枚
バッテリー NP-FZ100
ボディ内高額手ブレ補正
チルト式液晶モニター
タッチパネル操作
Wi-Fi内蔵
マグネシウム合金ボディ
防塵・防滴ボディ
SDカードダブルスロット
小型軽量ボディ【〇】
撮影可能枚数【△】
液晶モニター【△】
防塵・防滴【〇】
デザイン【×】
価格【△】
平均価格:218,114円
最安価格:187,734円
一番人気が高いカメラ
性能的にも他社をリード
デザインが好みでない
ニコン
D750(750g)
2014年09月25日発売
フルサイズ一眼レフ
2432万画素
連続撮影 約6.5コマ/秒
ニコンFマウント
撮影可能枚数 約1230枚
バッテリー EN-EL15
チルト式液晶モニター
Wi-Fi内蔵
モノコック構造ボディ
防塵・防滴ボディ
SDカードダブルスロット
小型軽量ボディ【×】
撮影可能枚数【〇】
液晶モニター【△】
防塵・防滴【〇】
デザイン【〇】
価格【〇】
平均価格:164,731円
最安価格:130,626円
使い慣れている安心感
信頼性が一番高い
もう設計が古い
大きさ・重さが許容外
ニコン
Z6(585g)
2018年11月23日発売
フルサイズミラーレス
2450万画素
連続撮影 約12コマ/秒
ニコンZマウント
撮影可能枚数 約380枚
バッテリー EN-EL15b
ボディ内手ブレ補正あり
チルト式液晶モニター
タッチパネル操作
Wi-Fi/Bluetooth内蔵
マグネシウム合金ボディ
防塵・防滴ボディ
XQDカードシングルスロット
小型軽量ボディ【〇】
撮影可能枚数【×】
液晶モニター【△】
防塵・防滴【〇】
デザイン【△】
価格【×】
平均価格:261,307円
最安価格:237,800円
カメラ本体が高い
新マウントレンズが高い
記録カードが互換性なし
デザインもイマイチ
キヤノン
EOS 6D MarkⅡ(685g)
2017年08月04日発売
フルサイズ一眼レフ
2620万画素
連続撮影 約6.5コマ/秒
キヤノンEFマウント
撮影可能枚数 約1200枚
バッテリー LP-E6N
ボディ内電子手ブレ補正
バリアングル液晶モニター
タッチパネル操作
Wi-Fi/Bluetooth内蔵
防塵・防滴ボディ
SDカードシングルスロット
GPS内蔵
小型軽量ボディ【△】
撮影可能枚数【〇】
液晶モニター【〇】
防塵・防滴【〇】
デザイン【△】
価格【〇】
平均価格:168,306円
最安価格:134,900円
お買い得感が高い
バッテリー持ちOK
防塵・防滴OK
バリアングルOK
デザインも許容内
Lレンズがカッコイイ
総合的に最有力候補
キヤノン
EOS R(580g)
2018年10月25日発売
フルサイズミラーレス
3030万画素
連続撮影 約8コマ/秒
キヤノンRFマウント
撮影可能枚数 約370枚
バッテリー LP-E6N
ボディ内電子手ブレ補正
バリアングル液晶モニター
タッチパネル操作
Wi-Fi/Bluetooth内蔵
防塵・防滴ボディ
SDカードシングルスロット
小型軽量ボディ【〇】
撮影可能枚数【×】
液晶モニター【〇】
防塵・防滴【〇】
デザイン【〇】
価格【△】
平均価格:225,559円
最安価格:188,457円
デザインは一番好み
手にしっくり馴染む
先進的な機能に惹かれる
新マウントレンズは高い
本当は一番欲しいかも

【注】購入検討時の2019年02月18日時点の参考価格です。(引用元:価格.com

ところが最後はあっけなく購入決定

仕事帰りのヨドバシカメラの店頭で、何度も比べて悩んだ最終候補は、ほぼキヤノン「EOS 6D MarkⅡ」での妥協案に、徐々に気持ちは傾いていました。

でも、絶対に欲しいと思うまでには至らず、2週間ほど時間は経過していました。

そんな感じで、購入を後押しする何かが欲しかった時に、突然、舞い込んできたのが、キヤノンの新型フルサイズミラーレス「EOS RP」の発表のニュースでした。

はい。ビビビッと運命を感じましたよ(笑)

そして、いままであれこれとリサーチして、仕事帰りに店頭に何度も通って実機を比べたりして、散々悩んだ甲斐もなく、ビビビッと感じた直感だけで、発表の翌日にはキヤノン「EOS RP」をWeb予約していたのでした。

めでたし、めでたし(笑)

購入の決め手については、また後でお話しします。

 

わたしの主なアウトドア撮影フィールド

わたしの主な撮影フィールドは、北アルプスなどの山岳地帯であり、登山にカメラを携行して、山岳写真を撮影することがメインとなります。

登山中は、いつでも素早く撮影出来るように、常に肩に斜め掛けで携行しており、登山中のアクシデントで、岩場でカメラが当たってしまったり、少なからず衝撃を与えてしまうこともあります。

また登山は一年中行っていますので、真夏の炎天下の直射日光を長時間浴びたり、雪山の中では氷点下の気温に常時さらされたりしますが、カメラケースに入れたりすることもなく、常時外に出して持ち歩いています。

登山以外では、夜間に星空の撮影も長時間行いますので、屋外で三脚にセットしてインターバル撮影を続け、夜露に濡れてしまうことも多々あります。

そんな街中とは異なる、過酷な自然の環境下で使用しています。

これまでは、ニコンのAPS-C機ばかりを買い替えて、長年継続して愛用しており、前所有機はマグネシウム合金の堅牢なボディで、防塵・防滴仕様でもあり、登山には心強い味方のカメラでした。

そんな撮影環境での実体験を元に、「EOS RP」が登山での使用に向いているのか、そして山ガールにオススメ出来るのか、お話ししたいと思います。

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キャノン フルサイズミラーレス EOS RP とは?

写真は私が購入した、キヤノン「EOS RP」です。

もしかして?「レンズでかい!」とか?思いましたか?

はい。見た通り、ほんとにレンズでかいんですよ(苦笑)

その辺の実際に感じた部分は、説明のポイント毎にお話しします。

まずキヤノン「EOS RP」は、2019年2月14日に発表、2019年3月14日に発売された、フルサイズミラーレスカメラのエントリーモデルです。

35mmフルサイズセンサーと「RFマウント」を採用しながら、フルサイズカメラとしては、最も軽量で小型のボディに納められているのが特徴です。

ユーザーニーズとしては、APS-Cセンサー搭載の一眼レフカメラからのステップアップなど、初めてフルサイズカメラを購入するユーザーや、初心者にもオススメしたいカメラとして、位置付けられているようです。

そんな私は初心者ではありませんが、発表後すぐにカメラのキタムラで予約して、発売日に「EOS RP」を買ってしまいました(笑)

私が実際に半年間使用した感想も交えながら、この「EOS RP」が登山に向いているカメラなのかを、お話ししたいと思います。

EOS RPの7大特長と半年使用した感想

キャッチフレーズ「いい写真の予感」が、なんだかその気にさせます。

キヤノン公式サイトでアピールされている、「EOS RPの7大特長」について、私が実際に半年間使用した感想などを、お話ししたいと思います。

01.小型・軽量フルサイズ

大きくて重いイメージのフルサイズカメラなのに、初心者向けの一眼レフカメラ「EOS Kiss X9i」の重さ約532gよりも軽い、約485gを実現しています。

高性能・高画質なフルサイズカメラが、500mlのペットボトルよりも軽いのですから、この技術の進歩には驚きです。

この軽さは、カメラ女子には絶対的な魅力です。
フルサイズにしては、価格も抑えてあるのも嬉しいですね。

まだキヤノンEOSシリーズのRFレンズは選択肢が少ない

カメラ本体は確かに軽いのですが、2019年10月時点で一番悩ましいのは、レンズ選びが問題になるかと思います。

今回の「EOS RP」では、従来のEFマウントから変更されて、新規格の「RFレンズ」が採用されているため、レンズ選びには注意が必要なのです。

従来のEOSシリーズの「EFレンズ」も使えますが、別途マウントアダプター(約110g)を使用しないと、レンズは装着出来ません。

現在、軽量なRFレンズは「RF35mm F1.8 MACRO STM」(305g)しか発売されておらず、サードパーティも含め選択肢がありません。

明るいレンズでマクロ撮影も可能なので、テーブルフォトやスナップ撮影に、おすすめ出来る最軽量の組み合わせになります。【注】2019年10月現在

このレンズのマイナス面は、広角もズームも出来ないので、登山での風景撮影には、扱いにくいレンズと言えます。

やはり山の風景を撮るなら、24mm前後の広角レンズは欲しくなります。

本体とレンズの最軽量の組み合わせ(2019年10月現在)

EOS RP(485g)+RF35mm(305g)=790g

私が所有する「EOS RP」は写真の通り、軽量レンズではなく、この大きいレンズとの組み合わせで登山に携行しています。

レンズは「RF24-105mm F4 L IS USM」(700g)を装着していますが、カメラ本体(485g)より、遥かに大きく重いのです。

このレンズを登山に選択する理由は、フットワークを軽くするのに、軽量化は必須であり、レンズはオールマイティな1本で済ませたいためです。

因みに以前所有のAPS-Cカメラの重さは、以下の通りです。

Nikon D7200(675g)+16-85mm(485g)=1,160g

私が登山に選択したレンズとの組み合わせ

EOS RP(485g)+RF24-105mm(700g)=1,185g

カメラ本体は軽量化したのですが、このRFレンズがとんでもなく重くてですね、実は前所有機よりもトータルでは重いのでした!

まさか軽量化のはずが、こんなはずでは…(苦笑)

実は25g重くなってたとは、購入後に初めて知った事実です。

軽量なカメラ本体との重量バランスも悪く重いので、RFレンズとの組み合わせを選択した場合、女性では持ち運びも楽ではないと言えます。

一概に山ガールの登山向きとは、言えないのが現実です。

ミラーレスカメラボディの小型化による小指あまり問題

ボディの小型軽量化は、時としてデメリットも生み出します。

ソニーのα7シリーズでも、良く話題に出るのが「小指あまり」問題です。

これはカメラのグリップを握った時に、小型化によりグリップの高さが足りなくて、小指がグリップからはみ出して、しっかり握れないと言われる事象です。

「EOS RP」では、カメラの底部に後付けで、高さ不足を補う「エクステンショングリップ」が、純正で用意されていることから、この問題の解決は容易です。

ただ装着すると、せっかくの小型ボディが、大きくなってしまい、バランス的に好き嫌いが分かれるところだと思います。

では実際、どれほどグリップのサイズが違うのか、実測して比較してみました。

測った場所 Nikon D7200 CANON EOS RP
グリップの高さ
(中指から小指で握る部分)
約59mm 約58mm
グリップの厚み
(背面からグリップの先端)
約64mm 約55mm

グリップの高さは、問題視されるほどのサイズ差は無く、実際に私が握っても、小指があまることはありませんでした。

私の手の中指から小指まで、一番広い付け根の位置で測ってみても、幅55mmほどでグリップに収まるサイズなので、問題はないと考えています。

ちなみに、私は手の指がすらっとしているとは言われますが、決して手が小さい方だとは思いません。

実は予約時に心配して「エクステンショングリップ」も入手手配してしまいましたが、結局、私の場合は必要無かったので、未使用のまま箱に戻して封印してあります(笑)

小指あまりの要因は、恐らくグリップの厚みが薄くなったことで、グリップの握り方の変化に起因している気がしています。

スリムなグリップをしっかり握るためには、強く握るとグリップを握る指が多少斜めぎみになり、小指の先端がはみ出しやすく、それを気にする人が多いのかなと推測しています。

どちらにせよ男性特有の事象だと思われるので、女性の方は気にする必要はないと思います。

グリップの小指あまり問題、女性は気にする必要なし。

キヤノンEOS RP小指あまりの実態とエクステンショングリップの必要性はじめに(小型軽量ミラーレスカメラの宿命) キヤノン「EOS RP」は、同社の初心者向け一眼レフカメラ「EOS Kiss X9...

EOS RPは撮影可能枚数が少ない

電子ビューファインダーを搭載するミラーレスカメラは、光学ファインダーを搭載する一眼レフカメラよりも、バッテリーの消費量が多く、撮影可能枚数も半分以下の350枚前後のモデルが大半です。

しかし「EOS RP」の撮影可能枚数は、小型のバッテリーパックを採用したことから、約240枚と言う非常に心許ない枚数なのです。

これが星空の撮影ともなると、さらにバッテリーの消費は激しく、おそらく200枚以下の枚数しか撮影出来ないことが計算されます。

そうなると、1泊2日の登山だとしても、予備バッテリーがプラス3個は、用意しておく必要があります。(本体X1個+予備X3個=計4個)

幸いバッテリーも小型軽量なので、2個で上位機のバッテリー1個分と考えれば、予備バッテリーを増やしても、重さの負担は変わらないでしょう。

撮影枚数の少なさは、予備バッテリーでカバーしましょう。

バッテリーパック 重さ 対応機種
LP-E6N
容量 1800 mAh
80g EOS 5Dシリーズ/EOS 6Dシリーズ/EOS 7Dシリーズ/EOS 90D/EOS 80D/EOS 70D/EOS 60D/EOS R
LP-E17
容量 1040 mAh
45g EOS 9000D/EOS 8000D/EOS Kiss X9i/EOS Kiss X8i/EOS Kiss X10/EOS RP/EOS M6/EOS M5/EOS M3

女性に人気のキヤノンEOS RP予備バッテリーの必要性とLP-E17互換バッテリーの使用感はじめに(女性に人気の軽量ミラーレス EOS RP) こちらは、私が発売日に購入した、新機種の「EOS RP」に採用された小型...

EOS RPは防塵・防滴に配慮した構造?

ボディは防塵・防滴に配慮した構造とありますが、部品間の隙間を極力小さくして、少量の水滴の侵入を抑制するだけで、侵入を完全に防ぐものではありません。

バッテリー収納蓋の裏側を見たら分かりますが、隙間を密着させるシーリング部材は無いので、天気の変わりやすい山岳地帯での使用には、ネガティブな面もあるかと思います。

小雨の中で撮影をすることは、考えない方が安全でしょう。

実際、私も購入する際には、自分の撮影フィールドである、アウトドアでの使用に耐えられるのか、非常に気にしたポイントでした。

半年間使用した感想は、いまのところ問題はありませんが、まだ悪天候に見舞われた経験もないので、もうしばらく経過観察して、気になるところがあれば追記します。

CANON公式サイト 交換レンズ RFレンズ一覧

02.想像を超える高画質

小型・軽量でありながら、2620万画素フルサイズCMOSセンサーを搭載しており、高画質・高感度・低ノイズの性能が期待できるカメラです。

レンズの高性能化を実現するために、カメラとレンズをつなぐマウント部の最大径を大きくした、新規格のRFマウントが採用されています。

今年は新月とのタイミングに恵まれず、本格的な天の川の撮影をしていないので、高感度・低ノイズの部分が、ニコンのAPS-C機と比較してどうなのか、まだ分かりません。

また機会を見て、使用感をお話ししたいと思います。

EOS RPの画像ファイルの容量

画質とは直接関係ない部分ですが、「Nikon D7200」の2416万画素から、「EOS RP」の2620万画素に増えたので、また画像ファイルの容量が大きくなるかと心配しましたが、逆に容量が小さくなったので、PCへの転送が早くなったのは嬉しい誤算でした。

「Nikon D7200」では平均して15MB前後の容量でしたが、「EOS RP」では10MB前後の容量になりましたので、SDカードは値頃感のある32GBもあれば容量不足の心配もないでしょう。

03.世界最速オートフォーカス

ピント合わせのスピードが、上位モデルのEOS Rと同じ「0.05秒」と、世界最速オートフォーカスを売り文句にしています。

これまで使用した感じは、確かにオートフォーカスは早いかなと感じます。

ただ圧倒的に他メーカーを凌駕してるとか、そんな印象はありませんので、そこはどんぐりの背比べであり、満足しているけど、特別なアドバンテージとは感じません。

オートフォーカスで、ひとつ気になる現象が、先日ありました。

EOS RPで日の出撮影時にピントの迷子発生

撮影状況としては、北アルプスの燕岳に登った際、山小屋に宿泊して、御来光を撮影したのですが、すでに周囲は充分に明るい状況で、太陽が昇る直前の朝焼けに染まる雲海を、望遠側で撮影しようとしたところ、雲海の上でピントが迷子になってしまいました。

雲海ではなく、山の方へカメラを向けるとピントは合うので、再度、雲海で試してみましたが、ピントの迷子が発生し続けて、日の出の直前で焦りました。

装着レンズは、24-105mm/F4通しのRFレンズで、気象条件も悪くありません。

これまで、1度だけの現象なので、もう少し経過観察してみたいと思います。

EOS RPは連写性能に期待してはダメ

連写については、最高約5コマ/秒と遅い部類で、最初から期待していない部分であり、風景写真では必ずしも必要とする性能でもないので、割り切っています。

また飛行機など動く被写体を連写した場合、シャッターを離した瞬間、ファインダーに撮影した最後の画像を設定時間表示してしまうため、その間はファインダーに動く被写体が写らないことです。

これは「撮影画像の確認時間」を「切」にすることで、対応出来そうですが、連写しない私は初期値「2秒」のまま使用しています。

このカメラに限ったことではありませんが、高速連写性能については、ミラーレスよりも、光学ファインダーを搭載した一眼レフの方に、まだ信頼性と優位性が残っていると感じています。

連写スピードが求められる撮影シーンでの使用を考えている方は、最高約10コマ/秒くらいの性能を有するカメラを検討された方が、あとで後悔しないと思います。

連写性能を重視する方には「EOS RP」は、おすすめしません。

04.かんたん操作

せっかく本格的なカメラを買っても、使い方が分からなければ意味がないので、「EOS RP」では、初心者でも直感的な操作が可能との謳い文句になっています。

初めて触った感じでは、確かにメニューさえ開ければ、操作可能かなと思いました。

すべての操作をタッチパネルで行えるのも、さすが最新機種と感心します。

ただ私の場合は、長年、ニコンの一眼レフを使用しており、撮影もマニュアルでしか操作しませんので、取扱説明書なしでも、基本的な操作はイメージ可能ですから、一概に万人が簡単に操作出来るとは断言できません。

とは言え、今どきのカメラは、操作方法もガイドしてくれるし、スマホでいつでも取扱説明書が見れるし、カメラに対する敷居も下がっていると思います。

05.高度な撮影サポート機能

EOS RPの多彩なサポート機能

広範囲なAFエリアや、4779ポジションのAFフレームや、143分割のAFエリアや、低輝度合焦限界EV-5や、サーボAF対応の瞳AFや、フリッカーレス撮影や、奥行きも検知する追尾性能や、タッチ&ドラッグAF操作や、多彩な機能のファインダー内表示や、操作のカスタマイズや、カメラ内画像処理など、ざっと見ても多機能過ぎて覚えられません。

カメラのガイド機能もサポートしてくれますが、自分に必要な機能を見つけて、ひとつずつ覚えるしかありませんね。

これまでの一眼レフと決定的に違うのは、ファインダー内の情報量が圧倒的に多いため、背面モニターを見なくても操作が出来たり、撮影した画像もファインダー内で確認出来てしまうことです。

背面モニターで確認しながらの撮影でも、従来の一眼レフのライブビューでは、表示に遅延を感じていましたが、ミラーレスならではの表示レスポンスで、ストレスを感じることがありません。

これからは背面モニターを見ながらの撮影もアリだと思いました。

バリアングルモニターなので、持ち歩く際は液晶モニターを反転させて、モニターを保護することが出来るのは安心です。

でも撮影中のキズ防止には、液晶保護フィルムは必須ですよ。

EOS RPの手ブレ補正機能はレンズ側で対応

カメラ側に手ブレ補正機能は内蔵しておらず、レンズ内での光学式手ブレ補正になりますが、IS搭載のRFレンズとの組み合わせで、カメラ側の映像情報でも検出して、補正効果を高めてくれるようです。

いつも三脚を使用した風景写真なので、効果を実感するような撮影シチュエーションが無いため、まだ違いが分かりません。

ただシャッタースピードは稼いでくれるので、その点では安心して撮影に集中できることは、間違いありません。

EOS RPでの風景写真に瞳AFは出番なし

ポートレート撮影に便利な、瞳サーボオートフォーカスも搭載していますが、私がポートレート撮影をしないため、この機能は使っておらず、感想はありません。

最近、人気の機能ですが、風景写真には宝の持ち腐れかも知れませんね。

06.軽々と4Kムービー

軽量ボディと手ブレ補正の相乗効果で、手持ちでの気軽な4K動画撮影を実現と、謳い文句にありますが、RF35mmレンズの装着を前提にした場合だと思われます。

RF24-105mmレンズとの組み合わせでは、重くなりバランスも悪いので、手持ち撮影には向かない気がします。

まだ動画撮影する機会がなかったので、まだ感想はありません。

またファイル容量が大きい動画データも、カメラ内で圧縮してスマホへ転送することが可能なので、旅行中などに活用したら便利そうです。

07.フルサイズ画質をかんたんSNSへ

実際にスマホへ専用アプリをインストールして使っていますが、一度、カメラとスマホのペアリング接続を設定しておけば、次回から簡単にスマホへ画像の転送が出来るようになります。

そして撮影と並行してスマホへ自動送信してくれるのも、SNS世代のカメラ女子には、嬉しい機能だと思います。

スマホからカメラをリモート操作して、シャッターを切ることも出来ますので、ポートレイトやスナップ撮影には、活躍しそうな機能ですね。

私の場合、登山しながらの撮影では、カメラとスマホともにバッテリーの残量が常に心配なので、自動送信は「しない」を設定しています。

PCへの画像転送も可能なようですが、いまのところはSDカードを使った画像取込で、足りているので、まだ試していません。

こちらも、少しずつ活用の幅を広げて行きたいと思います。

詳細については、キヤノンのWEBサイトでご確認ください。

CANONスペシャルサイト EOS RP いい写真の予感

ニコン愛用者がEOS RPを購入した理由

次のカメラの買い替えには、こんなことを考えていました。

・そろそろフルサイズデビューしたい
・なんかキヤノンがカッコイイかも
・バリアングルモニターがいいな
・重量級のフルサイズは嫌だ
・価格は安い方が良い

この条件を総合的に満たしていたのが、「EOS 6D MarkⅡ」でした。

でも内心で一番惹かれていたのは、「EOS R」でした。

買い替えにニコンを選ばなかった理由

これまでの買い替えでは、ニコンの後継機しか候補になかったのですが、今回は最初に興味を持った候補がキヤノンでした。

そのため、他メーカーを後から比較対象に持ってきた、と言うところが、いつもと違う機種選定のスタートでした。

あとは候補を絞るために、カタログを眺めたり、店頭で触ってみたり、比較対象を消去していくわけですが、フルサイズ一本に絞りました。

今回はニコンのAPS-Cの後継機を、候補にしなかったのは、やはりフルサイズデビューしたいと言う、思いが強かったからです。

どうせフルサイズデビューするなら、レンズマウントは気にせずに、本当に自分が欲しいものを見つけようと思いました。

ニコンに関しては、長年愛用してるし愛着はありましたが、フルサイズ一眼レフは重量級しかなく、設計も古く旧世代のカメラになっていたので、すぐに候補から除外してしまいました。

この辺は、フルサイズのエントリーモデルである、キヤノンの「EOS 6D MarkⅡ」が売れているので、ニコンにも頑張って欲しいです。

買い替えにキヤノンを選んだ理由

5機種で比較をスタートして、散々悩んだわけですが、最終的には新たな候補が現れて、「EOS 6D MarkⅡ」と比較した結果、「EOS RP」に決めてしまいました。

大きな決め手となったのは、以下の通りです。

・ニコンに今すぐ欲しいカメラがなかった
・キヤノンのLレンズがカッコ良かった
・最新機種を手にする優越感

最後は全く機能とか関係ないところでの決定打になりました。

EOS RPは風景撮影に充分なスペック

それは風景写真を撮る目的なら、機能に問題がないからです。

フルサイズと言う条件の中で、ニコンもソニーも早々に候補から外れてしまったので、もうキヤノンしか考えていなかったのも大きいです。

色々悩んでいたところに、低価格な「EOS RP」が発表されたので、私にとってはタイミングが良かったのでしょう。

しかし、今回の買い替えでは、マウント移行が伴うため、レンズも新規購入する必要があり、ニコンで後継機を選択するより、大きな出費となることも含めて、今回はキヤノンが欲しいと言う気持ちが勝ったのでした。

EOS RP 最新のカメラは所有欲を満たす

それは「最新機種を発売日に所有する優越感」分かりますかね?

「EOS RP」で撮影してても、まだ同じカメラを所有している人と、遭遇する確率は、発売から半年経ったいまでも、かなり低いです。

実際、車山のコロボックルヒュッテで、ボルシチ食べてる時に、隣のテーブルの女性が、同じカメラとレンズの組み合わせだったので、お互いに顔を見合わせてしまった、その1度きりの遭遇率です。

もしかしたら、このカメラ売れてないのかも知れません(笑)

そんなことは、どうでもいいんです。

EOS Rシリーズは、これから間違いなく、普及するでしょう。

だから、私は誰よりも先取りしているのです。

軽量ボディとバカでかいレンズは、アンバランスだし、ある意味目立ってるので、すれ違いざまに見られるケースが多いです。

なので、そんな事にも喜びを感じる人は、いまが買い時ですよ。

話題を先取りしたい人は、早く買った方が良い。

EOS RPは山ガールの登山に向いているか?

最初にお話しした通り、山ガールの登山にオススメするには、現時点ではキビシイ面があるのが事実です。

理由としては、いままでお話ししてきた通り、RFレンズの大きさと重さにより、カメラ本体よりもレンズの方が大きく重いからです。

風景写真を撮ることを前提とした場合、標準ズームレンズの方が万能で、扱いやすいのは間違いありません。

単焦点レンズだけで、風景写真を撮るのは注意が必要です。

被写体に寄ったり離れたり、登山道では危険が伴うのでオススメしません。

しかし、RFレンズは大きくて重いのがネックなのです。

山ガールの登山用には、いまはオススメしません。

EOS RPとRF望遠レンズは重さ1.2kgのボーダーライン

カメラとレンズだけでも重さ1.2kgもあるので、登山中も平気で持ち歩ける自信がなければ、登山用途には考えない方が賢明です。

予備バッテリーやアクセサリー類など、諸々入れたら1.5kgを超えて来るのは、間違いないと思われます。

これに三脚も持って登るとなると、カメラ関係の総重量は、3kg前後にもなりますので、登山装備にプラス3kgは、結構キツイですよ。

軽量レンズとの組み合わせを、検討した方が良い。

軽量レンズとの組み合わせなら、登山中の持ち運びも苦にならないと思いますが、現状、35mmの単焦点レンズしか選択肢がありません。

今後、サードパーティーからRFマウント対応の軽量レンズが、早く開発されて発売されることを期待しましょう。

製品 重さ 参考(税込)
RF24-70mm F2.8 L IS USM 900g 302,500円
RF24-105mm F4 L IS USM 700g 153,450円
RF24-240mm F4-6.3 IS USM 750g 132,000円
RF35mm F1.8 MACRO IS STM 305g 70,125円

【注】キャノンオンラインショップより引用(2019年10月04日現在)

EOS RPはどんな撮影に向いているか?

EOS RPならフルサイズ使いのカメラ女子

フルサイズを気軽に持ち出せると言う点では、RF35mmレンズとの組み合わせで、街中でのスナップ撮影やテーブルフォトを楽しむのが、フルサイズデビューのカメラ女子には、一番ピッタリな撮影シーンだと思います。

「フルサイズ使いのカメラ女子」なんかカッコ良くないですか?

カメラ女子には、やはり小型軽量フルサイズが似合いますね。

EOS RPならサーボ対応瞳AFでポートレート撮影

キヤノンでは「EOS RP」で初めて搭載された瞳AF機能ですが、人物の瞳に自動的にピントを合わせてくれるだけでなく、サーボAFにも対応しており、動き回る人物の瞳を追尾することも可能です。

この高度なサポートにより、誰でも簡単にポートレート撮影を、楽しめる時代が来たんだなと、感じました。

EOS RPなら風景撮影も高機能がサポート

高性能なRFレンズとの組み合わせにより、高画質化された「EOS RP」では、高感度・低ノイズの性能を活かした撮影も得意なはずです。

暗いシーンも明るくクリアな撮影が可能となる、常用ISO感度100~40000のおかげで、夜景撮影なども協力にサポートしてくれる感じを受けます。

今後の天の川撮影でも、高感度・低ノイズの恩恵を感じるであろうことを、いまから期待しています。

とにかく星空撮影に行きたいのですが、今年は天気のタイミングと撮影チャンスが合わず、また機会があれば、写真を追加したいと思います。

まとめ(EOS RPは魅力的なフルサイズミラーレス)

EOS Rシステムの、今後の発展に期待しています。

個人的には、所有する満足感を与えてくれた「EOS RP」ですが、まだまだ熟成されておらず、これからの成長を感じさせてくれるシステムです。

現状のRFレンズのラインナップの少なさなど、まだ汎用性の低いシステムなので、購入の際の選択には悩む人が多いと思います。

フルサイズのエントリーモデルとしては、価格以上に高機能であり、連写性能など特化した機能を求めなければ、扱いやすいカメラだと思います。

これで軽量なズームレンズでも発売してくれたら、もっとカメラ本体の軽量化が活かされると思います。

シグマやタムロンから、早くRFマウント対応レンズを発売して欲しい、そう願うのでした。

この性能を考えれば、価格的にも魅力的なモデルです。

ただ、人にオススメするかと聞かれたら、初めて本格的なカメラの購入を考えているような人には、オススメしないと思います。

理由としては、とにかくRFレンズは選択肢が少なく、出来るだけ安く揃えたいと考える初心者には、ハードルが高くなるシステムだからです。

レンズセットで、高くても10万円以下で揃うくらいでないと、簡単に初心者には勧められないカメラだと言えます。

カメラ初心者には、オリンパスのOM-D E-M10シリーズをオススメします!

最後はキヤノン推しじゃなくて、すいません(笑)

お付き合いくださり、ありがとうございました。

おしまい。