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カメラ設定
【撮影】2012年07月27日|13:12
【機材】Nikon D7000|16-85mm
【設定】F8|1/800sec|ISO200|22mm(換算:33mm)
撮影メモ
北アルプスの立山の雷鳥沢キャンプ場にて撮影。
キャンプ場の周辺に咲き乱れるチングルマの群生を主役に、鮮やかな新緑と残雪のコントラストが綺麗な立山連峰を撮ってみました。
おすすめポイントの紹介
立山(たてやま)とは、北アルプス(飛騨山脈)の北部に位置する立山連峰の主峰で、雄山(標高3,003m)、大汝山(標高3,015m)、富士の折立(標高2,999m)の峰々の総称です。
夏の登山シーズンには、全国から多くの登山者が訪れる中部山岳国立公園を代表する山のひとつですが、交通が整備されていることもあり観光客も手軽に訪れることが可能な場所となっています。
そんな観光の見どころのひとつとしては、富山県と長野県を結ぶ標高3,000m級の峰々が立ち並ぶ北アルプスを貫く立山黒部アルペンルートは、世界有数の雲上山岳観光ルートと呼ばれています。
立山は日本でも有数の豪雪地帯でもあるため、ゴールデンウィークを過ぎた5月中旬でも、室堂平周辺には豊富な残雪があるため、北アルプスはまだまだ冬の世界の様相を呈しています。
アルペンルート沿いの積雪の多いところでは、高さ10mを超える雪の壁が残っており富山側からハイブリッドバスで室堂平に向かう車内は驚きと歓声でいっぱいになることでしょう。
立山連峰の主峰雄山へのメインルートは標高2,450mの室堂平が登山の起点となり、室堂平から一ノ越までのゆるやかなコースでは初夏はたくさんの高山植物に癒されながら日常を忘れる絶景を楽しめます。
主峰の雄山のみの登山であれば山頂まで約2時間のコースタイムとなるため、初心者でも手軽に標高3,000mから北アルプスの大パノラマを楽しめるコースとなっていますのでおすすめです。毎年、夏になると地元の学校登山で訪れる子供たちでも賑わっています。
立山の紅葉の見頃は例年9月中旬頃から標高の高い場所から始まり、10月上旬には室堂平周辺で紅葉の最盛期を迎えます。立山の縦走ではなく、のんびりと紅葉を眺めながらみくりが池や雷鳥沢を巡る紅葉ハイキングもおすすめのコースです。
麓ではまだまだ秋の始まりの10月中旬でも、立山の頂上付近に雪が積もることも珍しくありません。
もしそんな時期に合わせて訪れたならば、ロープウェイの車内からでも山頂の雪の「白」、紅葉に色付く山々の「赤」、麓の紅葉前の木々の「緑」が自然のグラデーションとなる「三段紅葉」が見られるかも知れません。
三段紅葉の自然のグラデーションは、限られた期間にのみ目にすることが出来る絶景となりますので、ぜひ日程を合わせて撮影にチャレンジされるのはいかがでしょうか。