登山

涸沢カールに現れる幻の池は期間限定の絶景

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北アルプス涸沢カールのカメラ撮影設定

【撮影】2011年09月12日|07:24
【機材】Nikon D7000|16-85mm
【設定】F8|1/125sec|ISO200|16mm(換算:24mm)

北アルプス涸沢カールのカメラ撮影メモ

北アルプスの涸沢カールにて撮影。

涸沢カールには、秋になると現れる季節限定の池があります。

この写真は、その池に映る涸沢の風景を写したものですが、この日は完全な無風状態で魔鏡の如き水面に、すべてがクッキリと映し出されていました。

ファインダーを覗く画像は、上下反転しているにも係わらず、世界が逆転したかと勘違いしてしまいそうになるくらいでした。

良く見ると水面に出ている岩に、不思議な違和感を感じることと思いますので、試しに眺めてみてください。

 

北アルプス涸沢カールおすすめポイントの紹介

涸沢(からさわ)カールとは、長野県にある日本有数の氷河圏谷であり、穂高連峰の東側を氷河で削られたお椀のような形をしていることから、カール地形と呼ばれている場所です。

涸沢カールは、そのカール地形から周りを穂高連峰に囲まれており、カールの底から見上げる標高3,000m級のアルプスの山々は、それはもう圧巻としか言いようがありません。

上高地からは、標準コースタイム約6時間の登山で涸沢に到着すると、そこには見たことのない絶景が待ってるはずです。山小屋で宿泊の受付などを済ませたら、涸沢ヒュッテ名物のおでんと生ビールで乾杯といきましょう。

涸沢の絶景をツマミに、ついついビールがすすみます(笑)

スイーツ好きの方には、涸沢小屋で人気のソフトクリームがおすすめですが、さらに甘いもの大好きな方は「ジョッキパフェ」にチャレンジしたら、注目の的になること間違いありません。

残雪期の春山登山のシーズンでもあるGWには、山小屋の営業開始を待ちわびた登山者たちが、全国から大勢訪れて賑わいを見せる登山シーズンの始まりとなります。

麓に春が訪れる季節になっても、標高2,300mに位置する涸沢では、まだまだ豊富な残雪により夜間や早朝の気温は氷点下を下回ることも珍しくなく、日の出の撮影にはダウンジャケットなど真冬と同じ装備が必要となることを覚えておいてください。

GWならではの雪と氷に包まれた穂高連峰の眺めは圧巻です。また秋の紅葉最盛期も穂高連峰と錦秋の涸沢カールの眺めは日本一の山岳紅葉と賞賛されており、登山者なら誰でも一度は訪れてみたい場所と言われています。

登山のハイシーズンとなる夏になっても残る雪渓は、北アルプスの高山帯ならではの光景でもあり、ぐるりと仰ぎ見る岩稜の穂高連峰と可憐なお花畑が広がる涸沢カールは、登山者のベース基地としても大変人気の場所です。

連休や週末ともなると全国から登山者が訪れて、涸沢カールの底には広大なテント村も出来上がり、テントに明かりが灯る夕暮れ時には見逃せない幻想的な光景が広がりますので、くれぐれも飲みつぶれてシャッターチャンスを逃さないように、気を付けてください。

そして翌朝の楽しみと言えば、日の出のほんの僅かな一瞬にしか見ることが出来ない、真っ赤なモルゲンロートに染まる穂高連峰の山々を撮影するのが、多くの登山者の目的でもあると言えます。

涸沢ヒュッテの早朝のテラスは、モルゲンロートを待つたくさんの登山者で賑わいます。空の様子に一喜一憂しながら、涸沢岳が赤く染まりだす瞬間を、みんなが楽しみに待っているのです。

ただ山頂を目指すのではなく、そんな絶景を求めて涸沢にゆっくり滞在するのもアリだと思います。

穂高に登らなくても涸沢カールでビールを飲みながら、移りゆく時間の中でのんびりと撮影に興じるのも、日常を忘れた贅沢な楽しみと言えますので、ぜひとも一度は訪れて欲しい場所です。

合言葉は「涸沢カールで会いましょう」です。心に残る絶景を求めて涸沢カールを訪れてみてはいかがでしょうか。

ではまた。

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